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2005年10月17日 (月)

小泉総理は靖国参拝の「結果」に責任を負う

 小泉総理が、国民の半数が反対する「A級戦犯を合祀する靖国神社参拝」の強行したことは、中国、韓国との外交関係をたいへん難しいものにします。

 北朝鮮による拉致問題を引き合いに出すまでもなく、わが国にとって安全保障、世界政治における足場固め、経済の繁栄確保、エネルギーと環境の問題など、あらゆる面から両国との良好な関係の維持は国益上極めて重要であり、また、日本国民の多くが先の大戦について「申し訳ない」という気持ちを持っていると受け止められてきたことが、わが国の信用にとって大きな財産でした。総理が多くの助言に耳を傾けず参拝を強行されたことはたいへん残念です。

 「信念」を優先されたということでしょうが、政治論のイロハの一つにマックス・ウェーバーが『職業としての政治』で述べている「心情倫理の体系」「責任倫理の体系」という話しがあります。

 一言で言えば、政治は現実の結果に責任を負うべきもので、どんなに純粋で美しい理想を抱いているにせよ、政治家は宗教家でも芸術家でもないのだから、「俺は正しい。文句を言う相手が間違っている」と叫んで、責任を相手方に転嫁するといったことは許されないという意味だと思います。

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コメント

少し言い方がオーバーだと思います。

僕は小泉総理の靖国参拝を必ずしも是とはしませんが、中国や今の韓国政府にも、かなりの問題(悪い点)があると思います。、「俺は正しい。文句を言う相手が間違っている」と叫んで、責任を相手方に転嫁してるのは、小泉さんというより、むしろ中国政府の方じゃないんですか?

投稿: BOO | 2005年10月17日 (月) 17時24分

これは明らかに間違ったコメントだと私は思います。要するに「外交よりも信念を優先させた」と、おっしゃりたいと思うのですが、そんな次元の問題ではないのです。
中韓は、問題化することによって、自国の国益を得ようとしているだけであって、それを問題として取り上げること自体が、実は中韓に有利に働いてしまっているのです。
神や祖先に対して礼をすることは、日常的行為です。
そんなことまで干渉されてはたまりません。
逆に、中韓はそんなことでゴタゴタしている日本を見て、いよいよ調子づいて、イチャモンをつけ続けるでしょう。

投稿: masasan | 2005年10月21日 (金) 17時06分

masasan様 なるほど、言われてみれば小泉総理の参拝は「信念」ではなく何かを実現しようとする意図、戦略に基づいた行動である可能性もありますね。
 では、何を実現しようと言うのでしょうか。私は中韓に対し外交上、あるいは国際法上、言うべきことや主張すべきことがあれば、明示的に、そのことを直接ハッキリと言えば良いのだと思います。
 私は「A級戦犯合祀はおかしいじゃないか」「宗教法人としての判断としてA級戦犯を合祀するというのなら、誤解を避けるために総理の参拝は控えるべきだ」という意見は筋が通っていると思いますから、中国政府、韓国政府の考えを単なる「イチャモン」とは思っていません。
 だから「この問題で相手の言い分を認めてしまうと、他の問題でもズルズル押されることになる」とは考えていないのです。もっと自信を持ってもいいのではないですか。
 やはり、私はA級戦犯合祀の問題に説得力のあるけじめをつけないままの総理の靖国参拝強行は、日本の国益を大きく損なうと考えます。
 
 

投稿: 森田敬一郎 | 2005年10月21日 (金) 17時42分

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