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2005年12月13日 (火)

「森林再生にニート活用」案に一理あり

 日本の山林は、国内材の需要が減ったこともあって間伐が行われなかったり、竹藪になってしまったりと環境、治水、景観、産業としての行き詰まり(第三セクターの赤字累積)などあらゆる面で問題を抱えています。私は、不況が深刻化した時の需要創出策として、政府が間伐などに臨時に雇用を行うことを公共事業として行うことを提言してきました。

 いろいろな業種で「国内材使用」を推奨して森林保護への取り組みをアピールするところが増えたり、自治体には「水源税」を創設して予算を確保しようという動きも見られますが、小池環境相は政治家らしく、「ニート対策」という人目を引く政策と組み合わせた提案をしているようです。

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20051202AT2G0200102122005.html

 たしかに、自然の中で体を動かすことは心身の健全さを回復するためにはふさわしい。「人」を復興し、「森林」を復興し、江戸時代の美しい景観を回復して「日本文化」を復興して国際観光の資源にする。一理あると思います。

  問題点は、為政者が責任持って取り組まなければ、「活用」されるニートと呼ばれる人々が日雇いのアルバイトのように使われるだけで、その後の人生に向けて何かをしっかり身につけたり、安定した居場所を得ることにはならない恐れがあると思われることです。

 やはり、若い人々のためにはしっかりした職業訓練(コミュニケーション能力向上支援)や就労支援に力を入れ、森林再生の担い手には道路工事が旧に減って失業しているやや高齢の建設労働者を想定した方がいいようにも思います。

 まあ、今は雇用数は増えていますから、経済政策としては公共事業による臨時雇用の創出というよりは、空前の企業業績を賃上げにつなげて、内需の好循環を作り出すことの方がテーマとして重要ですが。

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