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2006年3月31日 (金)

ホスピスのアート・バックウォールド

コラムニストのアート・バックウォールド氏が「費用がかさむので」と腎臓透析を断ってホスピスに入って、旧友たちの訪問を受けながら楽しく(?)死を迎えようとしている様子を米ABCの「ジスウィーク」、米PBSの「ニューズアワー」で見て強い印象を受けた。

レーガン政権の頃、今はなき『朝日ジャーナル』に翻訳が連載されており、そのハチャメチャな政権批判に毎週大笑いしたものだが、ホスピスに入ることを決断したからこそ、自宅にいたら会えなかった人々が次々に会いに来てくれるという。人生最後の終え方としてへーっと思う。

なにしろ、2月に透析を止める時に医師からは「2週間で死亡する人が多い」と聞いていたのに、2か月近くたってまだ元気にテレビのインタビューに答えている。それも、無理にはしゃぐことはなく、しかし静かに「葬儀の計画を立てたけど、素晴らしい葬儀になりそうなので入場券の入手は難しいかも知れない」などと、あいかわらずユーモラスに来し方と今の幸せを語る様子にバックウォールド氏らしいと感心した。

レポーターは「死というものについては語りたがらない人が多いが」と問いかけている。アメリカ人もそうなのだろうか。しかし、死をよく考えることは、生をよく考えることになると思う。爽やかな感動を誘うインタビューだった。バックウォールド氏の残された日々のますますの幸せを祈りたい。

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