« 中国からの「沖縄観光」の可能性 | トップページ | 佐藤喜一著『鉄道の文学紀行』(中公新書)は楽しい »

2006年4月27日 (木)

「日本側負担3兆円」は軍事予算をよく考え直す契機

ローレス米国防副次官が、在日米軍再編の日本側負担が「約3兆円」と公表したと聞き、また外務省が勝手な外交をしていると思ったら、話しを進めたのは防衛庁だそうで、外務省も財務省も「聞いていない」「防衛予算の中で消化する話しだ」ということになりつつあるらしい(『毎日新聞』2006年4月26日 21時51分)

そもそも、多少なりとも「負担」という話しになるのなら、米軍再編全体について日本政府はどのような考えを持ち、それをアメリカにどう話し、話し合った結果どうだったのかということについて国民(国会)に説明がなければならない。それが全ての出発点だ。アメリカだって「議会が予算を認めないので」と国際的な約束を反故にすることは度々なので、多少は覚悟してもらわなければいけないだろう。

このことでますます明らかになったことは二つある。一つは「自主防衛ではなく日米安保で」ということを支持する前提として、その方が安上がりという錯覚している人がいるかもしれないが、そのようなことはどうもなさそうだということだ。自主性を失うだけでなく、カネもむしりとられるということらしい。

二つめは、「ミサイル防衛」研究開発参加の予算をひねり出すためにも他の経費を削り、今回のことでも他の防衛費を年に数千億円も削るつもりということは、そもそも防衛予算にはかなり削りシロがあるのではないかということだ。「小さい政府」の小泉首相、その後継者の安倍官房長官には、その点シロクロはっきりさせてもらいたい。小泉氏の祖父は軍部や鳩山一郎らの政友会と命をはって戦って「軍縮」を追求した民政党内閣の逓信相だったではないか。

野党には「負け組ゼロ」だけでなく、「アメリカのタカリ・ゼロ」を目指してもらいたい。

|

« 中国からの「沖縄観光」の可能性 | トップページ | 佐藤喜一著『鉄道の文学紀行』(中公新書)は楽しい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136601/9788072

この記事へのトラックバック一覧です: 「日本側負担3兆円」は軍事予算をよく考え直す契機:

» 日本が3兆円の負担?冗談じゃない! [カボチャ日記]
 3兆円の負担、ローレス米国防副長官が在日米軍再編にかかる日本の費用についてコメ [続きを読む]

受信: 2006年4月27日 (木) 20時30分

» 日本が3兆円の負担?冗談じゃない! [カボチャ日記]
 3兆円の負担、ローレス米国防副長官が在日米軍再編にかかる日本の費用についてコメ [続きを読む]

受信: 2006年4月27日 (木) 22時06分

» 日本が3兆円の負担?冗談じゃない! [カボチャ日記]
 3兆円の負担、ローレス米国防副長官が在日米軍再編にかかる日本の費用についてコメ [続きを読む]

受信: 2006年4月28日 (金) 08時32分

« 中国からの「沖縄観光」の可能性 | トップページ | 佐藤喜一著『鉄道の文学紀行』(中公新書)は楽しい »