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2006年4月 3日 (月)

「総理在任中は靖国参拝せず」明言が次期自民党総裁の必要条件

安倍、麻生両氏が、中国の胡錦涛国家主席の「日本の指導者が靖国神社参拝を取りやめれば首脳会談に応じる」という発言をそろって批判しているそうだ。

この二人は、総裁選を通じて総理に就任した場合にA級戦犯を合祀する靖国神社に参拝するのかしないのか、明言しないで通すつもりらしい。はっきり言って、それでは中・韓との関係は今後3年間、引き続きうまくゆかず、日本外交全般に大きな障害をもたらすことになるだろう。危なっかしくてこの二人を日本の首相に選ぶことに賛成できない。

「首脳会談の条件にするのはおかしい」という。「首脳会談の条件にして欲しくない」という気持ちなのだろうし、「首脳会談の条件にするのは認められないので、これこれの手だてて首脳会談に引き出すつもりだ」ということであるのなら、賛成できるかどうかはともかく筋は通っている。しかし中国が「条件だ」と言っているのは「現実」なのであり、「おかしい」という「理想論」を語るだけで手を拱いていているのでは、首相としての使命を果たすことができない。

首相に求められるのは、現実政治において国益を実現することであり、いかに大衆の空気が「国家のプライド」に傾いているといっても、それに迎合して世界政治においてトンチンカンな振る舞いを続けるのであれば、20世紀前半に国を誤った人々と同じ精神構造と断じざるを得ない。

対英米開戦の閣議決定に署名したA級戦犯容疑者だった岸信介氏の孫である安倍晋三氏がそうであっても驚かないが、戦前・戦中は陸軍など軍国主義勢力と戦った吉田茂氏の孫である麻生太郎氏も同類項だというのはたいへん残念だ。

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