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2006年6月 5日 (月)

日中文化交流の前進~NHK・BS1「今日の世界」上海京劇院日本公演の紹介

やや旧聞だが、2006年5月30日放送のNHK・BS1「今日の世界」後半(23:15~)で「上海京劇院」の来日公演について紹介していた。驚いたのは演出家の厳慶谷さんが流ちょうな日本語を話し、レポーターに京劇の勘所や拍手のタイミングなどについてレクチャーしたり、女優の通訳をしたりしていたことだ。なんでも中国で行われた狂言のワークショップに参加したのがきっかけで来日し、茂山流に1年留学していたという。

どこの国についても「外交安保も経済も大事だが、本当に大事なのは文化交流や相互理解の深化だ」と言うのは簡単だが、ややもすると上滑りになる。その点、このレポートは着実な半歩前進を目の当たりにして嬉しかった。

鳴り物や色彩は「伝統」といっても元代(モンゴル支配)以降の要素が強く、江南のしっとりした文化とは異なるけれども、いまも早朝の北京の公園を散歩すれば京劇の節回しを練習するお年寄りがたくさんいるように、中国の大衆文化の一端を知るきっかけにはなる。訓練された立ち回りは見事で、見得を切るのもカッコいい。東京公演は週末で終わったようだが、これから各地巡演するのでお時間ある方にはお出かけをお勧めしたい。

なお、インタビューで出てきた落ち着いた声の女優・史敏さんが「綺麗だから関心持ったんでしょう」と妻に突っ込まれる。否定しきれない。

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