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2006年6月28日 (水)

「日本・中国・韓国」犯罪グループによる誘拐事件のニュースに、外国語教育の方向性を考える

女性誘拐犯が「日中韓」グループだったというニュースを聞いて、そういう時代かなと思った。徳川時代の鎖国、冷戦など一時の歴史的な条件が隔てていた日中韓は近くて近い国になってきた。

こんどのような事件に接して考えるべきことは「中国人や韓国人はできるだけ入国させるな」「犯罪予備軍として警戒しろ」といった、中国人や韓国人を遠ざける方策ではないと思う。

犯罪グループだってこんなに協力できるのだから、文化・学術や経済産業、政治・行政などあらゆる分野で協力の潜在的可能性は大きいと考えるべきだ。同じ東アジアの文化的な伝統の上に立ち、しかし全く個性の異なる文化の出会いは新しい創造の源泉となり得る。

犯罪抑止という面だけについて言っても、例えば捜査当局全体の「中国語」「韓国語」の能力の水準を高めるといったことが効果的だろう。

しかし、それらのことをとってつけたように実現することはできない。国策として、外国語教育における英語一辺倒を改め、第二外国語として中国語や韓国語を学べる機会を飛躍的に充実すべきである。小学生に英語を教える「特区」があるそうだが、第一外国語が「韓国語」「中国語」「ロシア語」という市町村があってもいいと思う。その場合、第二外国語として英語を学べる機会の充実が必要であることは言うまでもないが。

日本はアメリカの植民地ではないのだから、外国語教育のあり方について、もっと国益を真剣に考えた構想を持つべきである。そうしたことが日本の「国際化」の本当の意味での出発点になるだろう。

ピンは「日中韓のコラボレーションの未来」のため、キリは「不心得な中国人や韓国人の犯罪から子どもたちを守るため」、日本人の中国語力、韓国語力を飛躍的に向上させるべきだ。

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