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2006年10月13日 (金)

「重大な脅威」というのは、煽りだⅡ

寺島実郎氏が、今朝のNHKラジオ第一「ビジネス展望」で北朝鮮の「核実験」にかかわる状況について冷静なコメントを述べていた(2006年10月13日、6:43頃~)。

「制裁、制裁」とばかり熱くなっている今の日本は「軍事おたく的状況」だと言う寺島氏は、北朝鮮のGDPは日本の県別総生産のいちばん小さい鳥取県と同レベルであり、総力戦を戦える規模ではないという前提をまず指摘し、さらに制裁としては「金融がいちばん効く」ので「経済制裁」を軽く見るべきでない述べ、現在のように「軍事オプション」に連なる主張を主要国の中でも突出して叫ぶようなことをしていると、やがてあり得る、例えばアメリカと中国が共同してKEDOの焼き直しのような新構想をやろうといった話しを出してきた時、ハシゴを外されたような格好になると指摘した。

寺島氏は、結論として「右手で『制裁』を振り回すだけでなく、左手には『核兵器廃絶』『核不拡散強化』という旗を高く掲げ」、例えば核エネルギーの燃料の公正な供給を保障する国際的な枠組み作りの構想を出すといった建設的な取り組みが必要であると指摘していた。

未だに放射性物質が観測されない、つまり本当に核実験だったかさえ明らかでない中、また、国連安保理が制裁について協議しているさ中、安倍首相がイニシアチブをとり、麻生外相の慎重論も抑えて「日本の単独制裁」を推進している。これは偏った考え方に基づくものではないか。総合的に見てわが国の国益に資するだろうか。結果を冷静に見て判断したい。

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