« 日中関係の現状と今後 | トップページ | 米中間選-世界政治の分水嶺となり得る上下両院「民主過半数」 »

2006年10月31日 (火)

「6カ国協議再開」の報に

中国政府が「6カ国協議再開で合意と発表」という報道を聞いて、よくも悪くも「やれやれ」という感じだ。

うちの高校生の娘なども「また北朝鮮が振り回そうとしてんじゃないの?」とクールな反応だが、しかし、「戦争を選択肢にすべきでない」「しない」のだから、とにかくテーブルに就くことが大事だ。

アメリカ政府には、核兵器開発を進めさせないためには何が効果的なのかをよく考えて政策を進めてほしい。「偽ドル札を刷るから金融制裁」というのは法律論としては正しいのだろう。しかし、正しい政策でも時と場合を考えて、特に国家としての総合的な政策遂行の中にちゃんと位置づけて判断してもらわなければ困る。

「北の核実験は、アメリカがいいところで金融制裁を発動したのが原因だ」と言うのはいいすぎかもしれないが、法律論として正しいということと、起こっていることに責任があるのかないのかということは別問題だというのも事実だ。

北朝鮮の政権も、実現したいことが何なのかをそろそろちゃんと判断し、明確に示さないと、国民を悲劇に引きずり込むことになるのではないかと心配だ。1930年代の日本とアメリカの交渉をよく研究してほしい。あの時もそうだし、対イラク戦争開戦を考えてもわかるとおり、アメリカにはあとからよく考えると「本当は、そんなに戦争したくなかったのに戦争を回避する努力を怠った」ということがある。あなたたちほどではないが、とてもユニークな国なのだ。

では、わが国の安部政権。藤原帰一教授が言っているので、北の核実験後のわが国の対応はパーフェクトなのだろう。しかし、そんなことは秀才を集めた外交官たちなら出来て当然のこと。そうではなくて、核実験などさせないために日本政府は何が出来たのか、しなかったのか。あるいは再度の核実験や核兵器開発の継続をさせないために日本政府は何をするのか、が問われている。

みんなで前向きの知恵を出していこう。

|

« 日中関係の現状と今後 | トップページ | 米中間選-世界政治の分水嶺となり得る上下両院「民主過半数」 »

コメント

6ヶ国協議など無駄だと思います。
ただ、北朝鮮に時間稼ぎされるだけです。

投稿: 野分権六 | 2006年11月 3日 (金) 09時04分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136601/12506328

この記事へのトラックバック一覧です: 「6カ国協議再開」の報に:

« 日中関係の現状と今後 | トップページ | 米中間選-世界政治の分水嶺となり得る上下両院「民主過半数」 »