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2007年2月13日 (火)

危険な発言-イラク戦争への評価基準に「自衛隊員のプライド」

今年に入っての政治家の発言で、今のところ最悪の発言は大野功統元防衛庁長官の「(イラク開戦を)間違っていたとすると、(イラクに派遣された)自衛隊員のプライドはどこへ行くのか」という自民党国防関係合同会議での発言だ(2007年2月2日付『朝日新聞』による)。

「対イラク開戦」「日本政府の開戦支持」といった政策に対する評価は、その政策そのものについて冷静に下すべきで、そこに「派遣された自衛官のプライド」といった感情論を持ち込むのは倒錯であり、判断を誤らせるものだ。

1945年の8月15日に終わった戦争が、なぜあのような巨大な犠牲を生んだのかを考えた場合、「しかし、日露戦争以来、日本の将兵が満州の地に流した血を無駄にしてはならない」という軍部内部、またマスメディアや一般国民の大きな声に流されたということが大きなウェートを占めていることは否めない。

自民党では、国家安全保障を論じる政調の合同会議で、元防衛庁長官がこのような愚かな発言をして一切とがめられないらしい。このようなことを放置するのは歴史に目を閉ざした危険なことだ。

今日の衆院予算委の総括質疑では、民主党の前原前党首が「対イラク開戦」を批判した久間防衛相発言を批判しているが、閣内不統一を批判するなら、正しいことを言っている久間氏ではなく、誤った政策判断を見直さず、ブッシュ政権の過ちを助長している安倍総理の方を責めるべきだ。これも倒錯である。

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