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2007年2月27日 (火)

「いじめ」問題に取り組むつもりがない安倍内閣-「非科学的」な文部科学大臣

「いじめ」とは人権侵害そのものである。学校にいじめの問題があり、多くの子どもが苦しみ、自殺する子どもさえたくさんいるということは、すなわち学校で人権がちゃんと守られていない現実があるということだ。「いじめ問題に取り組む」とは、「学校で人権が守られるようにする」問題なのだ。

伊吹文部科学大臣は先週末に、わが国では人権が過剰に尊重されているという認識を表明したそうだが、いじめ問題についてだけ言っても、これはたいへん誤った認識だ。こんな大臣がトップではいじめ問題は絶対に解決しないだろう。

同じ講演で「日本は極めて同質的な国」「大和民族がずっと統治してきた」といったことをまだ言っているらしい。ミトコンドリアDNAの分析によって、「日本人」形成過程はかなりの程度科学的に解明されているわけだが、伊吹氏の言う「大和民族」というのは、科学的に言えばどこの誰のことなんだろう。伊吹氏自身はそういった科学的な認識には興味がないのかもしれないが、今は英語の名刺には「サイエンス」を担当する役所の大臣だと書いているのだろうから、もう少し科学に関心をもってもらいたいものだ。

「人権はおいしいバターだが、バターだけ食べればメタボリック症候群になる」という趣旨のことも言ったそうだ。科学担当大臣なら、昨年暮れにニューヨーク市がトランス脂肪酸(TFA)を禁止したというニュースに若干の関心は持っただろうか。発言は「バター」と言わず、「マーガリン」と言った方が、少しは時事的なセンスがあるということになっただろうに。わが家などは何十年も買っていたマーガリンを昨年止めて、同じメーカーのバターに切り替えた(それで伊吹発言にカチンと来たという説あり)。

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♪さあ〜ねむりなさ〜い〜 るかっちの聖母と書いてマドンナと読む、ララバイなブログへようこそ。 また、寝言が飛びだしたようでございます。                また寝言。。 伊吹文科相「日本は... [続きを読む]

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