« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »

2008年3月31日 (月)

キャンディーズのイメージとは?

敬愛する石黒謙吾氏より、以下のメールが送られてきた。森田は残念ながらキャンディーズの追っかけだったわけではないけれども、「8時ダヨ全員集合!」は毎週見ていたし、中学の学園祭では同級生がステージで「年下の男の子」を歌っていた。高校の卒業アルバムには「さよならコンサート」の写真が載っている。

イベントの発起人名簿を見ると、いろいろな職業の、同年配の人々が名前を連ねている。入場料1万円ちょっとは結構な見物料だけれど、石黒氏が、また同時代の人々が、何を感じて生きているのか、知る手がかりとしてちょっと覗いてみようかなという気がしてきている。「夢」にカンパという感じかな。

【以下、石黒氏のメールのコピーです】

こんにちは。石黒謙吾です。
3/8にメルマガ送ったばかりでまたまたですが、
どうしてもどうしてもご協力をお願いできればという件があり
送らせていただきました。
煩わしいとは思いますがどうか最後まで読んでいただければ幸いです。
ホントにスミマセン!!

                        2008/3/31
またまたキャンディーズの件です。スミマセン!!
先日も書いた、4/4(金)、
全国キャンディーズ連盟2008大同窓会 
「CANDIES CHARITY CARNIVAL」が4日後に迫ってきました。
http://www.zencanren2008.com/?cat=3
http://www.zencanren2008.com/?page_id=16
http://www.zencanren2008.com/blog/
テレビやら新聞やらでかなり出てるようで観られた方も多いようですね。
僕もTBS「イブニング5」で応援コール叫んだりしました(笑)。
で、この奇跡のイベント、ぜひキャンディーズファンだった人以外でも
ひとりでも多くの方に観てもらいたいのです!

「アーティストが引退して30年後に、
思いを持ち続けていたファンが結束し、
担当していたマネージャーが仕事の最後の花道として演出を手がけ、
本人たちが登場もしないのに、フィルムに向かってファンが絶叫するという
日本の芸能界の歴史に必ず残る奇跡のイベント」
の生き証人にぜひみなさまもなってください!
今後もこんなできごとありえないと思うのです。
モー娘。のファンや浜崎のファンが
30年後に集まっている姿が想像できない。。。
キャンはオーバーではなくイメージありました。
少なくとも僕は。
「キャンディーズという社会現象」がなんであったか、
その見返りを求めないアツさにぜひ触れにきてください!

また友人、知人にお知らせいただきたいのです。
このメールは転送していただいても全然オッケーです。

キャンディーズのマネジャーで、サザンから福山雅治まで
育て上げたあのアミューズ会長、大里洋吉さんが演出を手がけると
いうこと自体が業界騒然、でもあるのです。
週刊文春ほかインタビューで読まれた方もいらっしゃいますよね。
大里会長が、会長を勇退するにあたり
エンタテインメント人としての自分の原点はキャンディーズだったと、
ひとことでは伝えきれないほど尽力していただいています。

そしてこれはチャリティで、アミューズのビジネスでもないのに
大里さんはじめ、アミューズの方々、
サザンの音楽を手がける日本でも有数の制作スタッフが
毎晩徹夜で30年前の音源や映像に立ち向かい
画像をデジタルにして画面のギザギザを一コマづつ修正するとか、
当日のフィルム&音の制作に打ち込んでいるのです。

僕からご招待します……といいたいのですが
それではチャリティの主旨からはずれてしまいますので
本当に申し訳ありませんが、
10500円でチケットを購入していただきたいのです。
図々しくもスミマセン!!
マスコミ関係の方々は、領収書もらってください(笑)。
版元ならば僕の原稿料から天引きしてください。
また個人的に買っていただいた方には、
僕に支払い能力ができれば出世払い!?でお返しもしますので
遠慮なくおっしゃってください。

僕はもちろん関係者はみんな、そしてなんと
大里さんまで買ってるんです!!(驚)
黒字が出たら、財団法人日本対がん協会に寄付されます。
これは、昨年秋に全キャン連のTさんという方がガンで亡くなって、
「俺の出棺にはキャンディーズの曲を流してほしい……」
ということばどおり葬儀でキャンディーズの曲がかけられたことが
今回のイバンとへの大きなきっかけとなっていることからなのです。
寄付先が事務上も正式決定したのは3/20、
なんとオソロシイ偶然ですが
僕の父が、その少し前の3/10に肺ガン第4ステージの宣告されました。
なにかと大きな節目なんですね、たぶん。
産みの母親も昨年5月に膀胱ガンで亡くしておりますが、
そろそろ全キャン連のメンバー自身も(僕も)、
ガンは人事ではありませんね(笑)。

おととい、イベントの前夜祭が行われ
発起人など50人が参加しました。
30年の時を超え、初対面のおっさんおばさん同士が
応援コールやらどこどこのコンサートがなどと
すぐに熱く語り、みんなで映像観て応援コールの練習したり
すごい盛り上がりで(ブログに詳しく書いてますのでぜひ)
http://www.zencanren2008.com/blog/
何か手伝いたいといろいろと役割分担を決めたり。。。
当事者でも驚きでした。
そんな不思議な時間をこの方々と共有できること、
そして昔は雲の上中の上の存在だった大里さんと
普通に話ができることなど思い、
夜中じゅう解散コンサートの映像観ながら
こんな幸せな時間を送れることに感謝して、
また、30年間思い続け聴き続けてきて本当によかったと、
ひとり声をあげて泣いてしまいました。

思えば中学の時に好きになり、高校1~2年生の2年間、
土方、魚屋配達、煙突掃除とかバイトして
シングルに6人泊まったりしながら
全国で100ステージ近く観てキャンに賭けていました。
そして今、ファイナルから30年経っても同じ気持ちを持つ仲間達との
連帯感は、僕の大きな財産です。

ぜひ、そんなオヤジたちの気持ちに応えていただければ。
何卒よろしくお願いいたします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月28日 (金)

民主党(小沢一郎党首)よ、政局に賢明に対処せよ

小沢さんは「暫定税率即時廃止以外は認めない」という。ここで騒ぎを大きくしなければ、秋の党首選で今の地位を守ることが出来ないという判断なのかと勘ぐられている。

もちろん、けんかは勝たなければならない。しかし、「政局だけ」で年度末に多くの人々に余計な混乱を招いていては、民主党の政権奪取は危うくなるだろう。「どっちもどっち」という声がかなり広まっていることに気づいているのか?

たしかに、福田首相は昨日の会見で「道路財源の一般財源化」に踏み込み、党内の反発を買って自らの基盤を危うくしている。小沢氏としては、ここで福田内閣を総辞職に追い込み、自らが党首選を迎える前に解散に打って出そうな軽薄な「次期内閣」の誕生を待つということだろう。

しかし、党内基盤を危うくしてもロジカルな政策判断にカジを切った福田氏は、小泉元首相のように鮮やかに有権者のハートをつかむ才能はないにせよ、国民一般の支持を静かに、最低限度回復する可能性もあると思う。仮に福田内閣総辞職せず、秋の遅い時期まで解散もせずということになると、小沢氏の「保身」が、「民主党政権成立の可能性」を巻き添えにする恐れがある。

「軽薄な次期内閣」となっても、それは中川昭一氏らの影響力の強い「安倍亜流内閣」になる可能性が大きいのではないか。そんなものができて、また近隣諸国との関係を破壊し、解散もせずに来年の通常国会で300議席で安倍内閣のようなとんでもない立法を続けるリスクだって考えなければならない。

「ガソリン値下げで政局動乱」は、小沢氏特有の、政局の大読み違えになるのではないか。今の自民党がバカで、横着で、強欲で自分のことしか考えていないのは初めから判っている。民主党が同じようなことやっていてはせっかくのチャンスを逃す。賢明に振る舞うことで、勝利を確実なものにしてほしい。

「いつ、どういう形で行われるにせよ、衆院選で勝利して民主党中心の内閣をつくる」。民主党の戦略はそれ一本でいいではないか。「国対政治」で自民党に泥仕合に持ち込まれるのは、民主党に有利とは思えない。ここは鮮やかな「痛み分け」を演出すべき場面だ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月22日 (土)

リチャードソン知事のオバマ支持表明=マケイン対策にプラスになるだろう=

ニューメキシコ州知事のリチャードソン氏がオバマ候補支持を表明したことが、同氏が選挙の帰趨に大きく影響を与えるヒスパニック(スペイン語圏出身)であることから注目され、また同氏がクリントン政権でエネルギー庁長官、国連大使と要職を歴任したクリントン夫妻と最も近い政治家の一人であるため「サプライズ」とも受け止められた。

もっとも、最近の予備選報道を丁寧に見ていた人は気づいていたと思うが、ヒラリー候補、オバマ候補の両雄が予備選で獲得する代議員数がもしオバマ候補のわずかなリードのまま拮抗するといういちばん蓋然性が大きいケースの場合、連邦議会議員や党幹部で構成される「特別代議員」がそれを覆すことができるかという議論について、リチャードソン知事が「それは認められない」と発言していたため、その段階ですでに「サプライズ」と受け止めてた人は多いのではないか。

リチャードソン氏は、早くから「ヒラリー大統領候補の副大統領候補の一人」と目されてきた。すでにカリフォルニアやテキサスでオバマ候補がヒラリー候補に及ばなかったのは、ヒスパニックのクリントン夫妻支持が厚いというだけでなく、同じマイノリティーながらアフリカ系とヒスパニックの相性の悪さとでもいうものを感じた人も多いだろう。

リチャードソン氏は、党と国家の未来を考えてオバマ支持を表明したに違いないが、ひょっとするとヒラリー候補がオバマ氏取り込みのために「オバマ副大統領候補指名」を表明したことが、彼には自らを副大統領候補にはしないという意味であると聞こえたとしても不思議ではない。予備選撤退前の候補討論会の際に公衆の面前でヒラリー候補に「あなたはいい『副大統領候補』になるだろう」と言われたことも、見せた笑顔とは対照的に含むところがあったのかもしれない。大統領候補だって人間ですからね。

さてこのサプライズ、「オバマ対マケイン」となった場合、民主党大統領の誕生にはプラスが大きい。簡単に言えば、マケイン候補は「外交タカ派、内政ハト派」で、昨年夏に「ブッシュ大統領、マケインら共和党穏健派、最左派の民主党ケネディー上院議員」という連合が不法移民に比較的マイルドな法案を議会で推進し、両党の内政強硬派に敗れて法案が成立しなかった時に、ヒスパニックの間にはマケインの受けがとても良かったということがあるからです。

というわけで、11月の本選で帰趨を左右するかもしれないフロリダやテキサスで、マケインは共和党候補が他の候補だった場合に比べ大善戦が予想されたので、民主党候補はヒスパニック対策を強化する必要があり、オバマ候補の場合はそれがなおさらです。

陣営内部の情報にアクセスしていないのでわからないけれども、来年はオバマ大統領、リチャードソン副大統領という組み合わせかもしれません。その場合、朝鮮半島政策はクリントン政権のラインを継承するという可能性が大きいと思われ、これは東アジアの平和にとって好ましいことであると思います。

リチャードソン氏は、アメリカの銀行のメキシコシティー支店で20年近く働いていた父親が、メキシコ生まれの夫人の子供が生まれる時に、子どものアメリカ国籍を確かなものにするためにカリフォルニアに移住したといういきさつがあるらしい。森田は昨年にワシントンDCに行った際に、空港の書店で何気なく「Between Worlds」というリチャードソン氏の自伝を買ってきた。ホコリを払って読んでみる必要がありそうだ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008年3月18日 (火)

それにしても「読売」の社説は困ったものだ

 このブログを読んでいただけるような方々に、読売新聞の社説なんか読んで喜んでいる方はおられないと思うけれども、久しぶりに見てみると、あいかわらずひどい。若い人は社説なんか読んでいないと言っても、とにかく一番読者が多い新聞だし、少年ジャンプなどよりは発行部数も多いのだろうから、あまり呑気に見逃しているわけにもいかない。

 17日付のイラク戦争5年の社説などその代表例のひとつ。前半は、開戦時に「イラク戦争」を支持した自らの不明を恥じることもなく、へ理屈の強弁を重ねて見苦しく、「見通しが甘かった」という部分についても総括が全く甘いだけでなく、関係ない中国海軍軍人の「太平洋を中米で二分しよう」という横着な話を持ってきて、読者の関心をわざと肝心なことからそらしている。

 結論は「とにかく日米同盟強化」一辺倒だ。どんなに大ざ゛っぱに見ても、アメリカの半分の人は今の政権の「力の外交」がいいと思っていない。一方で、国務省の世界人権白書は「中国を著しく人権が侵害されている国」から外して、アル・ジャジーラに揶揄されているように、現ブッシュ政権も対中関係はビジネス優先だ。

 読売新聞の言うように、アメリカの虎の威を借るキツネとなって威張ろうなどと考えているだけでは、「日米同盟」のうち中国に備え、米軍産複合体を潤すための軍事支出拡大についての部分だけ押しつけられて、中国とよい関係を構築してビジネスもうまくやるというところはアメリカに全部持って行かれるということになるんじゃないか。

 アメリカや中国のことを置いておくとしても、とにかく不安を煽って軍事力強化を訴えるこのような社説の延長線上には、バランスのとれた、身の丈にあった国家像は想像できない。そうして、このような社説を垂れ流して国を誤らせても、戦前の新聞のように責任を問われることはないということだろう。

 ナベツネの意に沿う社説を書いていないと出世がおぼつかないというのはそうだろう。しかし、小さくはない影響力を考えると、森田としては文句のひとつも言っておかなければならない。

 必要なのは「軍拡、軍事同盟強化」ではなく、「賢明な外交」だ。朝起きたらおはようと言い、お正月が来たらおめでとうというのと同じくらいのあたりまえすぎることだが、「読売新聞の社説」は長いものに巻かれろの事大主義で、バカだと思われたくない人は、恥ずかしげもなく活動を再開した安倍晋三氏の主張や、こんな社説を受け売りしていては絶対にだめだ、ということを声を大にして言いたい。

【以下は言及した「社説」のコピー】

イラク戦争5年 米国の力の低下が心配だ(3月17日付・読売社説)

 開戦から5年。混迷が続くイラク情勢は、米国の重荷となっている。

 こうした状況が東アジアの安全保障に対する米国の役割、責任の低下につながってはいないか。日本にとっても重要な問題だ。

 米英が開戦の理由とした大量破壊兵器は、結局存在しなかった。米軍の死者数は約4000人にのぼる。イラク人の死者は、推計で10万人とも15万人とも言われる。それでもまだ、イラクで平和定着の確かな光明は見えない。

 ◆フセインが招いた戦争◆

 こうしたことから、イラク戦争を「大義なき戦争」とする批判がある。だが、開戦に至るまでの長い前段を忘れては、問題の本質を見誤る。

 2001年9月11日の米同時テロ後、米国は、大量破壊兵器の開発と拡散の疑惑がある「ならず者国家」への警戒を強めた。

 国連安全保障理事会の諸決議に違反し、湾岸戦争後10年以上も大量破壊兵器の廃棄検証義務を果たさないイラクのフセイン政権に疑いの目を向けたのは当然だ。

 国連査察の拒否という義務違反をこれ以上続ければ「深刻な結果に直面する」とした安保理決議1441で、イラクはようやく受け入れに転じた。

 だが、その後も、査察には限定的な協力しかしなかった。米英の兵力増強という圧力がなければ、それすら実行しなかったろう。

 大量破壊兵器が存在しないのであれば、それを挙証して戦争を回避できたはずである。それをしなかったフセイン政権の側に、戦争を招いた非がある。

 世界中が、イラクは大量破壊兵器を保有していると考えていた。現に、イランや国内クルド人に化学兵器を使用した前歴があった。日本では、開戦後、イラクは化学兵器を使うな、といった社説を掲げた有力紙もあった。

 イラク戦争では、米英と仏露独との対立で、安保理が機能不全に陥った。当時の状況では、米英が武力行使に踏み切り、日本がそれを支持したのは、やむを得ない選択だったと言える。

 ブッシュ米大統領はイラクを攻撃する米国の目的について、「イラクの脅威を取り除き、統治を国民の手に戻す」ことをあげた。

 5年後の今、イラク民主化はもくろみ通りに進んでいない。戦後統治の準備が万全であれば、今日ほどの混迷はなかっただろう。

 ◆甘かった戦後の見通し◆

 ブッシュ米政権は、異なる宗派、民族によるイラク国内の歴史的な確執を軽視し、すべてを軍事力で解決できると過信していた。

 昨年の米軍増派によって、治安悪化にはひとまず歯止めがかかった形だ。だが、14万人の駐留米軍の存在が依然として治安の要である状況に変わりはない。米軍駐留は長期化する可能性が高い。

 問題は、イラクの混迷が、国際社会における米国の指導力低下を招き、世界の安定に影を落としている点にある。

 米国は、イラクの安定化へ、本格政権の自立支援だけでなく、中東全体の安定に向けた外交の成果をあげる必要がある。それが次期政権の最優先課題でもあろう。

 イラクの安定は、原油の9割を中東からの輸入に頼る日本にとっても重要だ。人的貢献と復興支援は続けねばならない。

 イラク特措法の延長で、航空自衛隊の輸送業務活動が続いている。その内容や意義への国民の理解を深めることも大切だ。

 イラク戦争の影響は、東アジアの安全保障にも及んでいる。日本にとっては深刻な問題だ。

 イラク戦争と並行して、北朝鮮は核兵器開発を公然と再開し、ミサイル発射や核実験を強行した。北朝鮮は、イラクは核兵器を持たなかったために攻撃された、と自らの核保有を正当化している。

 日本の安全保障環境は北朝鮮の核実験で劇的に悪化した。

 東アジアでは、台頭する中国の軍事的な膨張も目立つ。中国軍の幹部が、米軍幹部に太平洋を分割しようと提案したという。そんなことが現実になれば、日本は中国の軍事的圧力にさらされ、国家としての存立も危うくなる。

 ◆日米同盟強化が大事だ◆

 米国がイラク情勢に足をとられ、東アジアでの影響力が減退していく状況は、日本として看過できない。米国の軍事力を背景にした圧力が、北朝鮮に核廃棄の決断を迫る重要なテコとなる。米国の力が弱まれば、北朝鮮は核廃棄に動くわけがない。

 日本は、東アジアの安定と繁栄をどう確保していくのか。そのためには緊密な日米関係を維持すべきだ。この地域での米国の力の弱体化は、日本の国益を損なう。

 東アジアの重要性について米国と認識を共有し、日米の連携が地域の発展に役立つことを確認していかなければならない。

(2008年3月17日01時30分  読売新聞)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年3月 3日 (月)

オバマ(次期)大統領は「逆レーガン」となるだろう。

2008年3月3日の午後、東京で見る米ABCテレビ番組「ジスウィーク」のラウンドテーブル後半は、もう「マケイン対オバマ」について双方の強み、弱みの分析という方向に話が行っていた。番組冒頭のヒラリー、オバマ両陣営選対幹部の「対決」におけるヒラリー陣営の「オバマ候補は演説だけ」という言葉はすでに痛々しい。

出演者たちのコメントを聞いたり、毎日新聞ワシントン支局の笠原敏彦氏の「増幅するオバマ神話」(3月3日付朝刊7面)といった記事を読んだりして思ったのは、オバマ氏は「逆レーガン」なのかもしれないということだ。

28年前、再選を目指したジミー・カーター大統領は、初当選時より得票数を延ばしながらロナルド・レーガンという俳優上がりの右よりのカリフォルニア州知事に敗れた。あの時囁かれたことばが「レーガン・デモクラット」ということばだ。

いちばん簡単に要約してしまえば、本来なら民主党支持層であるある若者たちが、レーガン候補に「未来」を感じ、超党派的な投票で「新しい」大統領を誕生させたということだろう。

超党派的な人気で誕生したレーガン大統領の政権は、マクロ財政政策においてこそ標榜していた「小さな政府」ではなく、大軍拡に伴う「赤字拡大」と規制緩和の組み合わせという伝統的な保守主義路線とは違う路線をとったものの、外交においても最高裁長官の任命をはじめとする社会面でも、結局のところ、簡単に言ってしまえば「右」の路線を突っ走った。

次期オバマ政権は、投票に向けたレトリックにおいても、就任演説においても、「統合」という超党派的なシンボルを掲げ、若い共和党支持層の支持も得て成立するだろう。

しかし、オバマ氏の政策を分析しているしている人々は「まさしくリベラル」と見ており、森田としてもオバマ氏が「逆レーガン」として、右の一部の支持も獲得しながら、アメリカ社会を、また世界政治を再びリベラルな方向に引っ張ってくれるのではないかと期待したい。

日本国内では、安倍晋三氏が森派に復帰し、派閥活動を再開したというアナクロなニュースも報じられているが、次期政権党である民主党は、また日本の政治全体を「ブッシュ・小泉時代」の破壊から再生に向け転換したいと考える心ある人々も、オバマ次期政権の誕生と世界政治の正常化という、ほぼ実現が確実な事態に呼応して、どのようなプログラムを示し、オバマ氏と連帯していくのか、その可能性を具体的に考えていくべきだ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年2月 | トップページ | 2008年4月 »