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2008年4月24日 (木)

「移民100年」日本ブラジル交流年に寄せて

今からちょうど100年前の1908年4月28日(訂正しました)、ブラジル移民第一陣を乗せた笠戸丸が神戸を出港した。今年はそれを記念して「日本ブラジル交流年」とされている。

昨日朝、ホテルニューオータニの新館エレベーターで日系ブラジル人が扉を開けて待っていてくれて、こちらの背広を指して「日本の人はこういう格好。ブラジル人はこうね」とリラックスしたスタイルを話題にした。とても人なつこい感じ。初対面らしい日系人同士で「日本語話せる?」「‥(手を左右に振る)」「僕は話せないよ」と日本語でやっている。イベントでの来日だろう。

「ブラジル交流年」にこんなこと思う。

1. 100年前に神戸を出航した笠戸丸の781人の移住者が、現在では140万人に  達している。一世の方々にはたいへんご苦労された方が多いわけだが、いまブラジルの人に「日系人のイメージはどうですか」と聞くと、「知的で、勤勉だ」という答えが一般的だと聞くと、この先人たちの努力が、今日の日系社会の繁栄の基礎を作っていることを嬉しく思うとともに、わが国の昨今の状況を考えると、私たちがブラジル日系人社会に学ぶものがあるのではないかと思う。

2. 世界に躍進著しいブラジルとの関係は日本の未来にも大きな影響を与える。日本の農産物輸入の40パーセントがブラジルからと聞くと、いちだんと「よろしくお願いします」と声を大にしたくなる。

3. 現在日本では31万人のブラジル国籍の方々が暮らしている、浜松市などには大きなブラジル人社会ができていると聞く。日系の人々には、わが国の労働市場開放の先鞭をつけてもらっているわけだが、これらの人々の日本語学習の支援、子どもたちの就学支援や、社会保険の問題などは、世界の中で生きる日本という観点からも、ブラジルと日本の絆という面からも、日本の政治や行政にとって大きな課題である。

4.百年前の笠戸丸出発の今日、東京で記念レセプションが開催され、到着記念日である45日後の6月18日にはブラジルで記念行事が行われるらしい。ブラジルは距離について言えばとても「遠い国」だが、昨日のエレベーターでの一瞬の出会いに、心と心は近いと感じる。この100周年の行事を機会に、これからの100年、1000年の日本・ブラジ  ルの友好関係、日本人と日系ブラジル人の方々との絆を強めていきたい。

                                                                         

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