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2008年8月 5日 (火)

福田内閣改造への感想

8月1日に福田内閣の改造が行われた。翌日のテレビで竹中平蔵氏が最悪の人事といわんばかりにキャンキャン吠えていたことでわかるように、「小泉構造改革」だの「上げ潮」などのブードゥー・エコノミックス派を一掃したことにポイントがあると思う。幹事長就任を懇請した麻生氏の意向があったかもしれないが、財政経済担当相への与謝野氏起用がこの改造のポイントだ。

お偉い官房長官の留任は残念だが、高村外相、増田総務相、舛添厚労相の留任、前党三役の入閣は「人気」「目先の変化」を犠牲にするかわりに、手堅さ、落ち着いた印象を与えている。

経済政策は少しはまともなものになるだろう。最低賃金に関連して与謝野氏が今日の閣議後の会見で「人を安く使おうという精神は、いい精神ではなく、賃金は市場価値で決まるとはわたしは思っていない」と言ってそうだ。その通りだ。早く諮問会議の八代尚宏のクビを切って正常化を印象づけて欲しい。

内閣はよい顔ぶれになったが、恐慌一歩手前のアメリカなど世界経済情勢の悪化で、外部要件に恵まれていた小泉・安倍政権が「労働市場の自由化」と称して正規雇用を減らして「見かけ上の生産性」を高めただけで、日本経済・社会に本当に必要な政策を何一つとってこなかったツケがまわり、この内閣も今年後半から来年にかけての戦後最悪とも予想される不況にうまく対処することはできないだろう。また、やっぱり麻生幹事長、町村官房長官続投では、近隣諸国との外交も大きな火種を抱えていくことになる。

改造内閣の顔ぶれについてのいろいろな人のコメントには、トンチンカンなものが多いと言える。政治評論家と称するものの中にも、芸能評論家などが「このキャラで支持率上がりますかね」といった程度の話をする者が多い。有馬清海などという人がいるが、こうした人のどうでもいいようなつまらないコメントを掲載していてはメディアもレベルを疑われる。

民主党の長老、渡部恒三氏は改造内閣の顔ぶれについて「自民党のオールスター」と言っているそうだが、これは森田の見方と一致する。そして、渡部氏は「自民党最後の内閣」とも言っておられるが、これにも森田は同感だ。民主党は総選挙の準備と共に、民主党中心の内閣の外相、財政経済担当相、厚労相、財務相、総務相くらいの顔ぶれと「最初の100日」の計画ぐらいは固めておいて欲しい。

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