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2008年11月18日 (火)

放送同時通訳の誤訳-国務長官候補としてのヒラリー・クリントンは「リベラルすぎる」のでオバマ支持層に懸念?

オバマ政権の人事が話題になっているが、17日にNHK・BS1で放送していた米ABC「ジスウィーク」のラウンドテーブルを同時通訳音声で聞いていたら、出席者の一人の発言を「ヒラリー・クリントンは外交政策がリベラルすぎるので、オバマ支持層のインテリや若者層は懸念している」という趣旨で訳していた。

あれっ?と思って巻き戻して英語の音声を聞いてみると「リベラルすぎる」と訳されたところは「too right」と聞こえた。

ヒラリー・クリントン上院議員の外交政策は、共和党などの「リベラル」というレッテル張りへの対策として「中道」を強調し、それがためにイラク戦争に当初賛成し、またニューヨーク選出ということもあってイスラエル寄りの姿勢が目立っていた。

発言者の想定するオバマ次期大統領の支持層のコアの部分は、かつてのツォンガス候補(92年)の支持層や、ビル・ブラッドレー候補(2000年)の支持層と重なると見るならば、ここはやはり「クリントンは外交政策が右に寄りすぎているので」という方が当たっているような。

もっとも、仮に実際にクリントン国務長官が実現すれば「右」になるから警戒が必要?いやいや、「右」なのは選挙対策で、彼女の地金はリベラルという見方もあるだろう。

逆に、オバマ氏がコアな支持層が期待するほどの外交リベラルではなく、自分が担当するリベラルな「発言」と、ゲーツ国防長官のブッシュ政権からの留任、クリントン国務長官起用などによる中道・現実主義外交という「実質」でバランスをとっていこうとするようにも見える。

もちろん、アメリカ外交がどうなるかという「風見」ばかりでなく、日本外交どうするかという思索を深め、戦略を練ることが大事であることはいうまでもない。

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2008年11月 5日 (水)

オバマ氏当選を祝す。

世界が正しい方向に向かうきっかけになるだろう。

アメリカ経済、世界経済はブッシュ政権と新自由主義の負の遺産により、これからも悪化の方向であり、2010年の中間選挙は議会で民主党が大敗する恐れが大きいと思うが、とにかく「100年に一度の経済危機」の露見が、例えば「11月半ば」ではなく、9月だったことを天に感謝したい。

6月のコメント3月のコメントバイデン氏についての8月のコメント同、核軍縮公約参照)

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