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2008年12月31日 (水)

小学生の読書「1カ月に読んだ本の数、平均で11.4冊」!

良いニュースに驚くことは少ないが、学校図書館協議会と毎日新聞社のまとめによると小学生が1カ月に読んだ本の数が平均で11.4冊に上ったという。これは素晴らしい。

始業時の一斉読書の奨励などの成果らしいが、明るい話題だ。いまの中学生や高校生は本を読むように勧められた経験が少なく、高校生になると月に一冊も読まないという生徒が半数に上ると聞くとちょっと心配になるけれども、それに比べてその下の世代のごく最近の小学生たちはうんと小さい頃からNHK教育テレビの「日本語であそぼう」といったレベルの高い番組を見て育っており、これからフィンランドなどを見習って公共図書館の整備・活用などを進めていけば、日本もいつまでも今のような政官財界に代表されるような低教養、非論理的、判断力欠如の状態に低迷することは避けられるようになるかもしれない。

うちの子どもが10年ほど前に通った世田谷区の公立小学校でも、当時は本の紹介のプリント配布などはやっていたが一斉読書の時間などは無かった。昼休みに教室で本を読んでいると「外で遊びましょう」と指導を受け、家人が「本をたくさん読みましょうという指導がありますが、いつ読んだらいいのですか」と質問すると教諭が答えられなかったといった思い出がある。

関係者の引き続きの取り組みに期待したい。今年最後の発言を明るい話題で締めくくることができて嬉しい。

【以下、上記の情報に触れた29日付『毎日新聞』のコラム「余録」の写しです】

余録:活字復権
 この時期、書店の店頭で年末年始のテレビ番組を特集したガイド誌が目につく。深刻な不況で、海外旅行やホテル越年が減った「巣ごもりの冬」だ。リモコン片手に安上がりの休みをと、手に取った人も多いだろう▲活字復権の好機では、と思うのだが、逆風は吹き募る。ノンフィクション中心の硬派からサブカルチャー系まで、雑誌の休廃刊が相次いだ。関西の老舗情報誌「Lmagazine」(京阪神エルマガジン社)も、先週発売分が最終号になった▲「蟹工船(かにこうせん)」ブームや、タレント本のベストセラーが今年の話題になったが、これだって長続きするはずがない。繰り返し読んで一生付き合える良書も、目に留まらないまま棚に埋もれて姿を消していくのが、なんとももったいない▲興味深い数字がある。毎日新聞社と全国学校図書館協議会がまとめた今年の学校読書調査では、1カ月に読んだ本の数が小学生の平均で11.4冊と、過去最高になった。これが、高校生になると「1冊も読まなかった」が半数を超える▲小学生の読書志向は、学校で一斉読書活動が広がり、先生たちが積極的に本を紹介している効果が大きい。家庭で本を読み聞かせてもらった経験が、読書好きの子を育てることもデータから明らかだ。一方で、中学、高校生の6~7割は最近、読書を勧められた経験がほとんどないという。ここが鍵だろう▲お笑い番組に飽きた少しの時間でいい。活字に親しんだ世代が読書の楽しさを語り、本を広げる機会を作ってやりたい。煙ったがられても、あきらめてはいけない。広大な活字の海に人をいざない、知を共有することは、得難い喜びのはずだ。

【以上、毎日新聞 2008年12月29日 0時06分】

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2008年12月15日 (月)

小沢一郎氏の「政界再編」否定発言を支持する。

NHKテレビのニュースで、「今の時点で」という限定付きながら民主党の小沢代表が最近賑やかな「政界再編」に否定的な考え方を示したと言っていた。賛成だ。

自民党内で「議連だ」「造反だ」と騒いでいる連中は、要は「選挙後も自分だけは与党でいたい」「目立って選挙にプラスにしたい」と考えているに過ぎない。日本テレビの氏家氏あたりが「再編」の産婆役を自認しているらしいが、こんな類のニュースを大きく取り上げている報道関係者は、本当に頭が悪いか、商売または権勢欲からなる事情を優先しているのかのどちらかだ。

【以下、NHKのニュース原稿】  民主党の小沢代表は京都市で記者団に対し、次の衆議院選挙の前の政界再編について、「まったく考えていない。一度、自民党を中心とした政権を代えてからでないと、ほんとうの意味での政界再編はできない」と述べ、現時点では否定的な考えを示しました。この中で、小沢代表は、記者団が「麻生内閣の支持率が大幅に下がるなか、次の衆議院選挙の前の政界再編の動きが注目されているが」と質問したのに対し、「今の時点で、わたしはまったく考えていない」と述べました。そのうえで、小沢氏は「議会制民主主義を定着させるために政権交代を実現し、一度、自民党を中心とした政権を代えてからでないと、ほんとうの意味での政界再編はできない。今は、ひたすら選挙に向け、国民の支持を得ることに全力を尽くす」と述べ、次の衆議院選挙の前の政界再編に、現時点では否定的な考えを示しました。

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2008年12月14日 (日)

大河ドラマ『篤姫』最終回へ

 今夜、『篤姫』が最終回を迎える。始まる前は「宮崎あおいさんが本当に天章院の看板を背負いきれるんだろうか」とか、「『翔ぶが如く』で加山雄三さんがとても良かった成彬を、そのとき久光をかなりおっかなく演じた高橋英樹さんがやるけれどミスキャストじゃないか」などと思ったが、そうした予断はことごとくいい意味で裏切られ、毎週楽しみに観て、最近のBSハイビジョンの集中再放送も仕事場でつけっぱなしにしていた。

 田渕久美子さんの脚本がたいへん良かった。「役割」とか「家族」などのキーワードはあまりに現代的で違和感があったけれども、政治史の切り取り方もかなり正確で鮮やかだったと思う。作品の肝は篤姫がのびのびしたヒューマニズムとリベラリズムで頭の固い人々の心を動かし、我慢するばかりでなく、そうした前向きの姿勢を貫くことで自らのおかれた立場における責任を果たしていくということだったと思う。主演の宮崎あおいさんは、天才ぶりを遺憾なく発揮して脚本に生命を吹き込んだ。

 瑛太さん、堺雅人さんも期待通りの演技、高橋英樹さんや北大路欣也さんも若手をしっかり支えられた。高畑淳子さんの怪演には毎回笑わされたが、篤姫が人の心を開いていくエピソードの中で成彬の正室を演じた余貴美子さんも流石だと思った。映画『おくりびと』の時のような感じの方が、本来のイメージに近いと思っていたのでなおのことそう感じたのかもしれない。

 一つだけ惜しかったのは、例えば江戸無血開城を決めた場面、勝海舟と対座した場面の西郷隆盛役の小澤征悦さんの演技。彼が抱えていた矛盾、人間性を感じさせたが、あそこは少し体の動き、そう顔を左右に振りながら話すのはやめて、心の動揺が自然ににじみ出すようにしなければ少し「軽い」。もっとも、そう言うのは観る方に西郷についての先入観があるせいかもしれないが。

 脚本、主演陣、支えるベテランと、多くの人が手放しに褒めているが、森田が付け加えるとしたら奈良岡朋子さんのナレーションがドラマ全体を締めていたという点だ。奈良岡さんなら当然と言えば当然だけれども、目立つところは全くないながら、落ち着いた理知的な語りがドラマ全体の風格、あたたかみを醸し出す上でとても重要な役割を果たしていたように思う。

 毎回のオープニング、クリムト風のデザイン、N響を指揮する井上道義氏の心のこもった演奏も心に残った。

 今夕の最終回。楽しみだが、終わってほしくない‥

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2008年12月11日 (木)

続・2009年の世界と日本 「平和と軍縮」の前進に期待

  「2009年の世界と日本」について、明るい話題を一つだけ取り上げてコメントするとすれば、平和と軍縮の前進に期待するということだ。

 アメリカの大統領選挙でオバマ候補が勝利したことは、世界の進路がいろいろな点で転換点を迎えていることを象徴していると思うが、「経済」にしろ「環境エネルギー」にしろ、路線の転換は鮮やかに行われるにせよ、2009年中に大きく実をむすぶというところまでいくことは難しいだろう。

 森田が期待するのは平和と軍縮の分野における大きな前進だ。
 オバマ次期大統領も、ヒラリー・クリントン次期国務長官も、予備選も含めた大統領選のプロセスで「全面核実験禁止条約(CTBT)」の批准に前向きの姿勢を示していた。ブッシュ政権がこれに背を向けていたことが、この間、軍縮が足踏みし、核拡散が進む原因になっていたという指摘があり、この政策転換があれば核軍縮・不拡散をめぐる空気が大きく変わるだろう。

 08年は、G8下院議長会議が広島で開催され、アメリカの現職トップリーダーとして初めてとなるペロシ下院議長の広島訪問を実現したが、ペロシ議長は資料館見学や被爆体験者の証言に非常に強い印象を受け「来て良かった」と何度も言ったという。09年以降オバマ大統領の訪日となれば広島訪問を強く助言してくれる可能性は高いと思う。

 さらにバイデン次期副大統領は上院外交委員会の委員長やマイノリティーリーダーとして一貫してミサイル防衛システム(MD)に懐疑的で、強い慎重論を唱えてきた。もしこの点でアメリカの政策に変化があれば、対立が目立っている米ロ関係も大きく雰囲気が変わる。巨額の費用がかかるシステムであり、守屋次官、田母神空幕長などの下で導入を決めたわが国も、柔軟に見直していくことが必要だろう。

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2008年12月10日 (水)

2009年の世界と日本は

2009年を予言してほしいと無理な注文を受け思い浮かぶこと‥

1. 2008年は世界にとって二つの点で転換点だった。一つは「9月のリーマンブラザース破綻を引き金にいよいよ明らかになった100年に一度の世界金融不安と景気後退により、アメリカの金融資本が引っ張った新自由主義全盛の終焉」であり、もう一つは 「米大統領選のオバマ候補当選で明らかになった、9・11同時多発テロ以来のアメリカの単独行動主義が引っ張った対テロ『戦争』優先時代の終焉」だ。

2. そもそも20年前のベルリンの壁崩壊後の世界は、「対話と協調による平和な世界  の実現」「『平和の配当』の均霑による、世界大の貧困解消と人権状況の改善」となるべきであったのに、「歴史の終焉」などという錯覚の下、むき出しの金融と資本の論理が野放しにされることで内外の解決されるべき問題が解決されないまま放置され、9・11同時多発テロ後のアメリカの「逆上」は、「世界は変わった」などという誤った思考の下、軍事優先の時代に退行するとともに、日本もどういうわけか「郵政改革」が全てであるかのような愚かしい倒錯に恍惚とし、また人件費切り下げによる「見かけだけの生産性向上」にあぐらをかき、本来なら今回のような世界経済の情勢にあってもしっかりした「内需」で雇用を確保していけるようにしておくなど、本当の意味での改革に全力を尽くすべきだった21紀初頭の数年をまったく空費してしまったのが近年の日本政治の実情だ。

3. つまり、20年近く本来の進路からそれてしまった世界と日本が、原点に返り、本来の目標と軌道を取り戻す最初の年となるべきなのが09年だ。
      世界と日本の課題を三つ挙げれば、まずひとつめは「野放しの金融資本が引っ張る危うい資本主義」に代わる、信頼性の高い、バランスのとれた経済成長路線の構築だ。国によって課題は異なるが、わが国の場合は医療や介護の立て直し、最低賃金の大幅な引き上げなどで若い人々を始めとする生活困窮の問題などにしっかり取り組み内需主導社会を構築するということだ。野放図な赤字拡大が許されないからといって、必要なものもそうでないものも横並びで削れなどというのは政策ではない。
   課題の二つめは、単独行動主義のブッシュ政権の退場とオバマ政権の誕生に対応し、世界の現実に対応する国際協調による国際社会運営のシステム作りだ。朝鮮半島の6カ国協議にその萌芽が見られるが、わが国もお客さんのようにしているのではなく、知恵も出し、汗もかかなければならない。「拉致、拉致」とお題目のように繰り返すだけで思考停止に陥っているなど論外だ。
   課題の三つ目は、オバマ政権が経済を始めとする諸矛盾をここ一点に集約して突破しようとするかもしれない「環境エネルギー革命」への対応だ。原子力をやっていればいいなどとい言って新世代エネルギー技術でアメリカに逆転されたり、差をつけられていては、一時はリードした分野でさえメシの種にこと欠いて泣きをみることになる。

4. この3つの課題に対応するためには、強力な政権中枢と有能な政府が必要だ。腐敗や尊大は目立つが、わが国の政府の首から下は国際的に比較すれば一定のパフォーマンスを維持しているようだ。肝心なのは首から上。次の総選挙による政権交代を通じて生まれる小沢一郎内閣が、合理的な政策形成能力と強いチームワーク、また国民に対する説得力をもった内閣となり、わが国の中枢神経の機能を果たしていくよう願ってやまない。
                                                                  
                                                                                          以上 

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2008年12月 9日 (火)

加藤周一さんの「源氏物語」論

先週末、加藤周一氏の訃報に接する。森田敬一郎の発言をお読みいただいている方にはおわかりの通り、加藤氏は森田が尊敬もし、足下にも及ぶことはないと知りつつ「こんな人に私はないたい」という、いわば目標であった。

月曜の毎日新聞に渡辺保さんの評伝のようなものが出ていて、あいまいな言語である日本語を使って、徹底的に論理的で、もっとも美しい「文体」の散文を書いた人としていた。

もっとも、無駄をそぎ落とした、美しい文体ということでは加藤さんより渡辺さんの方が上であり、その個性も際だっていると思うのは森田ばかりではないだろう。

世界政治の問題について、森田はたいてい加藤さんと同意見だった。世界の文学については知識に差がありすぎて論評不能。

ひとつ、はじめて目にしたときから「そうかなあ」「加藤さんが言うからそうなのかなあ」と思いつつ、唯一加藤さんと意見が違うかなと思ってきたのが加藤さんの「源氏物語」論だ。小川洋子さんではないが、森田の記憶は加藤さんの本当に書いておられたこととかけ離れたものになつているかもしれないけれど、たしか加藤さんは「源氏物語を世界文学史上の傑作という人がいるけれども、当時の大多数の日本人はたいへん貧しく、飢饉や疫病に苦しんでいた。ごく一握りの恵まれた人々の恋愛ばかり書いて、そうした『世界の問題』に目を向けないこの小説は、少なくとも世界的な傑作などとは言えない」といったようなことを書いておられたように思う。そうかなあ、そうじゃないんじゃないかな‥とずっと思ってきた。

森田は墨子の思想(墨家思想)に傾倒している。孔子の思想(儒教)の人道主義や東アジアの「共通語」になっていることには魅力を感じながらも、その「権威主義」、非論理的な伝統主義には反発を感じる。本質的には墨家の方が儒教よりリベラルだと思う。でも、孔子が音楽をたいへん大切にしているのと対照的に、墨子は音楽など貴族趣味であると退けている。音楽好きの森田が、儒家を捨てて墨家に走るというわけにいかない理由の一つだ。

源氏物語は、人の愚かしさ、おもしろさを抉って深いと思う。加藤さんは「私の文章を曲解するな」と言われるかも知れないが、たった一つ残った加藤さんへの異論だ。

もちろん「核兵器廃絶」「九条の会」のことどもを含め、加藤さんへの共感と感謝の方がはるかに大きい。「源氏物語」論が原因で、加藤さんを否定するつもりなと毛頭ない。むしろ、加藤さんの後を継ぐ、若い知の巨人が現れるまで、われわれで微力を尽くして中継ぎを務めるべく頑張るしかないだろうと思っている。

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ストレート・ノーチェイサーズ

今日の昼、NHK-BS1で見た米ABCのニュースで「ストレート・ノーチェイサーズ」という10人の男声ボーカルグループが流行っているという話を紹介していた。

10年前にインディアナ大学に在学した連中で、当時の映像をユーチューブにアップしたところちょっとしたブームとなり、CD発売、コンサートツァーの提案を受けたけれども、まだ誰も今の仕事を辞められないでいるという、ちょっとしたシンデレラボーイズストーリーなのだ。

こうした呑気なニュースはいいねえ。

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2008年12月 5日 (金)

ムンバイのテロ事件-地域の子どもたちが絶望せずに勉強したり暮らしたりできるように支援することが最大の「対策」

ムンバイのテロ犯10名のうち唯一の生き残った者についての米ABCのニュースが目に入る。パキスタンの小さな村に育ち、10歳で学校に行かなくなり‥最後は「家族に4000ドル(36万円あまり)提供する」と言われ犯行を決意したという。

テロ対策というと、自衛隊派遣うんぬんという話ばかりする人々がいるが、やはりアフガニスタンとか、パキスタンの小さな村、あるいはインドの貧しい、例えばイスラム教徒の集落に住む子どもが、普通に暮らして、学校で勉強が出来て、過激なテロ集団などにリクルートされるリスクを小さくする支援の積み重ねの方が、はるかに現実に役に立つ「テロ対策」だと思う。

アフガニスタンのカブールなどには、トップの緒方貞子氏の強い意思もあり、JICAの職員が何十人か踏みとどまって全く丸腰で保健衛生などの業務に命がけであたっていると聞くと頭が下がる。日本は「軍」を派遣していないだけに現地で受け入れられるというが、現地にもっととけ込んで成果を上げることが出来るのはイスラム圏で該当地区と民族的にも、宗派的にも相性の良い人々であるような気がする。

この際、日の丸を目立たせようなどという欲張った考えは置いておき、イスラム系の団体や現地の人々によるNGOなどが、貧しい地区の子どもたちがやがては安心して学校に行けるような状況を作り出す指向性をもった社会開発支援のプログラムづくりに知恵を出し、実行に当たってくれるそうした団体、人々に日本政府が資金を提供していくといった方法をさらに模索していくべきだ。

テロを起こすやつは悪いやつでとんでもない、軍事力でたたきつぶせと言っているだけでは何の解決にもならない。浜の真砂が尽きることがないのと同じことだ。

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2008年12月 4日 (木)

政治家への企業献金は課税すべきだ

古い話をひっくり返していて思ったのだが、細川内閣の時に小選挙区制を導入し、その時に税金から政党交付金を出し、そのかわり将来は企業献金は全廃しましょうということだったのではないだろうか。どうも、「そのかわり」以下は反故にされてしまっているようだ。

世界大の不況で非正規雇用者のクビ切りが進む中でも、自民党以下の政治家は税金から資金を得る一方で、個人献金開拓の努力をサボり、トヨタ自動車はじめ労働者のクビを切っている企業から非課税で選挙のためのカネを集めているわけだ。

「企業献金即時全面禁止」のかわりに、いつもの森田流微温策。個人の政治献金非課税を続ける一方で、企業の政治献金には課税すべきだ。個人献金へのささやかなインセンティブを設けることくらいしなければ。

パーティー券購入先も、「1回につき」20万円以下の購入先を非公開にしていいという政治資金規正法の規定を、「通年で」に改めるべきだ。現状では、パーティーを5回開き、その都度20万円トヨタに買っている代議士がいたとしても、年百万円のカネの動きは全く見えない。トヨタや東京電力から、見えないところで自民党や民主党の一部にカネが流れているのをガラス張りにすべきだ。

社会保障費の押さえ込みをやめるのにたばこ税を数パーセント引き上げるのに、自民党税調に強い慎重論という。JTからいったい幾らもらつてるんだ。

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2008年12月 3日 (水)

自衛官は靖国神社「遊就館」見学を上司に勧められることはないか?&予備校・四谷学院は右偏向

ふと思い至ったが、自衛官が上司から「靖国神社の遊就館を見学してこい」と言われることなどはないのだろうか。

あれは変な施設で、簡単に言えば田母神前航空幕僚長と同じような考え方で歴史パノラマを展開しているわけだが、歴史のリテラシーに欠けるビジュアル世代には悪い意味で説得力があるのではないか、危ないという気がしてきた。

「ルーズベルトの陰謀」といった部分は、岡崎久彦氏(元駐タイ大使)がCIAかアメリカの右から注意されたらしく、一部修正がされたらしいが、以前にも書いたとおり日本の軍国主義や近隣諸国への侵略については反省のかけらもない危険な施設で、以前にも書いたがあんな施設を、宗教法人が免税でやっているのは変だ、もっとまともな、日本政府の歴史についての公式見解に沿った歴史展示施設わ作るべきだというのが、森田のかねてからの持論だ。

ここでの論点に戻る。最近話題の問題に関連して、自衛隊内で上司より「遊就館は見ておいた方がいい」という話を、インフォーマルにでもしているならば、それは偏向教育であり、ゆゆしき問題である。調査と歯止め措置が必要だ。

そういえば、四谷学院という予備校の日本史の教師が「僕は中道」といいながら、かつての東条英機を美化した東映映画『プライド』を推薦していたという。広告代理店の友人も「四谷学院の時代ですよね」などと言っていたが、結構肝心なところで講師のレベルが低すぎないか? かつて様子を聞いた河合塾の方がよっぽどまともだぞ。

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