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2008年12月11日 (木)

続・2009年の世界と日本 「平和と軍縮」の前進に期待

  「2009年の世界と日本」について、明るい話題を一つだけ取り上げてコメントするとすれば、平和と軍縮の前進に期待するということだ。

 アメリカの大統領選挙でオバマ候補が勝利したことは、世界の進路がいろいろな点で転換点を迎えていることを象徴していると思うが、「経済」にしろ「環境エネルギー」にしろ、路線の転換は鮮やかに行われるにせよ、2009年中に大きく実をむすぶというところまでいくことは難しいだろう。

 森田が期待するのは平和と軍縮の分野における大きな前進だ。
 オバマ次期大統領も、ヒラリー・クリントン次期国務長官も、予備選も含めた大統領選のプロセスで「全面核実験禁止条約(CTBT)」の批准に前向きの姿勢を示していた。ブッシュ政権がこれに背を向けていたことが、この間、軍縮が足踏みし、核拡散が進む原因になっていたという指摘があり、この政策転換があれば核軍縮・不拡散をめぐる空気が大きく変わるだろう。

 08年は、G8下院議長会議が広島で開催され、アメリカの現職トップリーダーとして初めてとなるペロシ下院議長の広島訪問を実現したが、ペロシ議長は資料館見学や被爆体験者の証言に非常に強い印象を受け「来て良かった」と何度も言ったという。09年以降オバマ大統領の訪日となれば広島訪問を強く助言してくれる可能性は高いと思う。

 さらにバイデン次期副大統領は上院外交委員会の委員長やマイノリティーリーダーとして一貫してミサイル防衛システム(MD)に懐疑的で、強い慎重論を唱えてきた。もしこの点でアメリカの政策に変化があれば、対立が目立っている米ロ関係も大きく雰囲気が変わる。巨額の費用がかかるシステムであり、守屋次官、田母神空幕長などの下で導入を決めたわが国も、柔軟に見直していくことが必要だろう。

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