« サンサーンス『動物の謝肉祭』の標題はダジャレ? | トップページ | ファインスタイン上院議員らがクラスター爆弾禁止法案を提出 »

2009年2月22日 (日)

「日本の財務相がバチカンのラオコーン像によじ登って警報鳴らす」-爆笑と言ってはいられない

今週末も新聞切り抜きなどしながら、羽根木公園・梅まつりの川場村の売店に飲むヨーグルトを買いに出た以外は在宅の週末。

あいかわらずのテレビ。森田敬一郎の発言に続いて(笑)、小倉さんがとくダネの「週間エンタマイスター」で取り上げた幸田浩子さん。月末の津田ホールのチケットは売り切れのようだが、昨年四月の紀尾井ホールでのN響メンバーによるアンサンブルをバックにしたコンサート(NHK・BS)の放送録画を見る。

「とくダネ」で紹介していたドンギアという作曲家が彼女に捧げたという「新しい色の祝祭にて カリヨン」は、そこで紹介されていたイタリアのアンサンブルをバックにしたものより少しテンポが速めのよう。モーツァルトのコンサートアリア『あなたに明かしたい、おお神よ』K.418がとりわけ素晴らしい歌唱だった。

もうひとつは日本映画専門チャンネルで放送された映画『長州ファイブ』(2006年)。幕末の井上、伊藤らの密航は教科書にも出ているかも知れないが、高校生などがイメージをつかむのに良い映画だと思う。

長州は、明治後の軍国主義と政官財癒着を先導したグルーブだけに手放しで礼賛する気にはなれないが、井上が後に条約改正交渉で「鹿鳴館」など軟弱と批判された漸進路線をとったり、日露戦争後に米ハリマンの「南満州鉄道の日米共同経営」提案に前向きの姿勢を示したこと、あるいは伊藤が日露戦争前後にロシアに対して宥和的と言われたハト派的な姿勢の根底に、命がけで体得した国際政治の現実感覚があったことを想起させる。

ところで、録画で見た先週火曜日放送のNHK『爆笑問題のニッポンの教養』は美術解剖学の布施英利さんの話でとても面白かったが、番組のはじめの方でいくつかの美術の映像が流された時に「あれ、これどこかで見たな」という彫刻。

今朝、朝日新聞2009年2月21日付社会面で見たバチカン博物館蔵「ラオコーン」像だ(!)

Laokoongruppe03

中川昭一前財務相兼金融相があの泥酔会見のあと、バチカン観光で柵を乗り越えて警報を鳴らして恥をさらした時に、よじ登ったやつらしい。

まあ、いつ世でも猪武者のように威勢のいいことを主張するのは、たいてい現実を知らない愚かな人々であり、「国家、国家」と声高に叫ぶ連中にかぎって、「ローマのレロレロ」のように国益を大きく損ねるのが関の山なのだ。

威勢がいいのは自民党ばかりではないかもしれないが、『長州ファイブ』でも見て、先人の苦労を学ぶべきだろう。

|

« サンサーンス『動物の謝肉祭』の標題はダジャレ? | トップページ | ファインスタイン上院議員らがクラスター爆弾禁止法案を提出 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/136601/44144702

この記事へのトラックバック一覧です: 「日本の財務相がバチカンのラオコーン像によじ登って警報鳴らす」-爆笑と言ってはいられない:

» 【酩酊会見】公共道徳一つ守れない中川(酒)は速やかに議員辞職せよ!【バチカン美術館】 [ステイメンの雑記帖 ]
 昨年のリーマンショックに始まる世界同時不況に対応すべく行われた先進7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)において、会議後に 前代未聞の酩酊会見をしでかして我が國の国際的信用を失墜させた挙げ句にドタバタ辞任劇を演じた中川(酒) は、 17日の辞任後は病院で引きこもり生活 を続けているようである。  一連の中川(酒)の行動は、国会審議でも明らかにされてきたわけだが、記者会見であれだけの 醜態を演じた直後にバチカン美術館を見学 するというだけでも呆れるのに、こともあろうに 柵を乗り越え触れてはいけない美... [続きを読む]

受信: 2009年2月23日 (月) 01時09分

« サンサーンス『動物の謝肉祭』の標題はダジャレ? | トップページ | ファインスタイン上院議員らがクラスター爆弾禁止法案を提出 »