バレエ

2009年3月22日 (日)

シルヴィ・ギエムのベジャール振り付け「ボレロ」

連休中の夜(20日)、NHK教育テレビでシルヴィ・ギエムさんが東京バレエ団公演で踊るラヴェルのボレロを惚れ惚れとして見る。森田自身はスポーツはじめ自分では全く体を動かすことがないので、彼女の身体能力がいかに優れているか本当には理解できないなりに。

表情にジョルジュ・ドンが宿って見えたのは気のせいだろう。

パリオペラ座からロイヤルバレエに移った時の話し、独立しての活動の理念など、芸術家としての「自立」ということを強く印象づけるギエムさんが、何度も来日を重ねてくれたことにはありがたい思いがある。東京バレエ団の活動ぶり、あるいは日本のバレエの観衆のあり方の何かが、彼女の心を打ってこういうことになったのだとすれば、何か嬉しいように思う。

つづけて放映された、2005年パリでのベジャールバレエ団公演「ペストオブ・モーリスベジャール」。存命中の公演であり、ベジャール氏本人もカーテンコールに姿を見せていた。

「春の祭典」の大詰めが、第一部の冒頭と、第二部で演じられるが、注意力散漫で見ていたが同じ振り付けのよう見え、主演の二人のコスチュームが違うといった程度の違いのように感じた。

「テーマはここに還ってくる」という意味なのだろうか。

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2009年3月 8日 (日)

N響神田さんのフルートはアメリカ製

今週の愛川欣也「パックインジャーナル」(朝日ニュースター)は小沢秘書逮捕「陰謀論」に重点があったらしいが、本放送は息子の高校の卒業式、当日の再放送はゲルギエフ~サンクトペテルブルグ・マリーンスキー劇場のストラビンスキー「火の鳥」「春の祭典」などのオリジナルに近い形でのバレエ公演の放送を受信するのを優先して、今後の再放送を見ることに。

世田谷区にある「科学技術学園高校」の卒業式は、どちらかというと勉強の苦手な生徒が集まる学校だが、校長や理事長の挨拶もよく練られた短いもので、吹奏楽バンドもテクニックは別として心のこもった演奏。なかなかテキバキとした気持ちのいい卒業式だった。

春の祭典のあの振り付けや衣装の版は、テレビでも通しで見たのは初めてで、とても興味深く良かった。それにしても、容姿ひとつとってもロシアのバレエはまだまだ層が厚いと感じた。

ところで、日曜に2年前だかのアシュケナージ指揮・N響ロサンゼルス公演のドビュッシー『海』のビデオを取り出して観たが、前の曲との間に現地レストランで寛ぐ団員たちの様子が流れ、フルートの神田さんが「私のフルートはアメリカ製で、私自身アメリカは初めてなので、楽器も初めての里帰り」という話をされていた。

神田さんの演奏は音楽性も豊か、音がとても美しい。あの黒い木管であろうフルートも名器に違いないと思っていたが「アメリカ製」と聞きちょっと意外な感じ。フルートの事情など全然知らないが、てっきりヨーロッパ製か日本製と思っていた。

もちろん、「アメリカ製」であろうといいものはいいのは日本国憲法も同じだ。

そういえば最近、左派系ブログでは森田敬一郎の親米色が少し浮いているような気がしている。

「右」の方にも、ちょっと前の産経論壇内に「親米右翼」と「民族派右翼」の二色の違いが目立ったけれども、森田の場合は「左派だけれども、相手がブッシュ&チェイニーでは全くダメだが、アメリカのリベラルとの積極連携なら志向する親米ハト」という第4の路線なのかなあとも思う。まあ、こうした分類やレッテル貼りよりも、肝心なことは中身だと思うけれども。

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